ホスフィンリガンド

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日本化学工業では、種々のアルキルホスフィン化合物をビルディングブロックとして合成できる利点を生かして、以下のキラルおよびアキラルホスフィンリガンドの工業的製造方法を開発しました。

キラル配位子QuinoxP*は十分な酸化安定性を有する橙色結晶であり、お客様が容易に取り扱うことができます。
QuinoxP*を用いた不斉水素化反応により高い光学純度を持つキラルαおよびβアミノ酸、キラルアミン等を合成することができます。

製品名 化合物名 CAS NO. 構造式
(R,R)-QuinoxP* (R,R)-2,3-Bis(tert-butylmethylphosphino)quinoxaline 866081-62-1 (R,R)-QuinoxP

ビスホスフィン型配位子はCO挿入反応に適性を示すため、芳香環へのaminocarbonylationが代表的な利用例です。

製品名 化合物名 CAS NO. 構造式
DCyPP-FB 1,3-Bis(dicyclohexylphosphino)propane bis(tetrafluorobrate) 1002345-50-7 DCyPP-FB
DtBPP-FB 1,3-Bis(di-tert-butylphosphino)propane bis(tetrafluorobrate)
DtBPP-FB
DCyPB-FB 1,4-Bis(dicyclohexylphosphino)butane bis(tetrafluorobrate)
DCyPB-FB
DtBPB-FB 1,4-Bis(di-tert-butylphosphino)butane bis(tetrafluorobrate)
DtBPB-FB

これらのホスフィンリガンドはパイロットプラント以上のスケールで㎏レベルの製造が可能であり、原料(PH3)から中間体(クロロジシクロヘキシルホスフィン等)、そして最終化合物へと一貫して製造可能な当社だからこそできる技術の結晶(ホスフィンテクノロジー)です。

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